2022年9月10日(土)〜11日(日)に行われた、日本教育工学会2022年秋季全国大会(於:カルッツかわさき&オンライン開催)(https://www.jset.gr.jp/taikai41/index.html)にて、研究成果を発表いたしました。
 
○小牧瞳, 明石萌子, 郡司日奈乃(企業教育研究会,千葉大学), 竹内正樹(企業教育研究会), 阿部学(敬愛大学), 丸野遥香(株式会社セールスフォース・ジャパン,慶應義塾大学SFC研究所)
Society5.0の実現にむけて近年「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」というデジタル革新に注目が集まっています。日本国内の企業や官公庁もDXについては模索中ですが,DXとはそれまで当たり前だと思われていたシステム自体を革新するような新たな提案をすることだとされています。これからの社会を担う子どもたちにとっても,こうした革新的な提案をする能力の育成は必要だと考え,今回授業開発をすることになりました。授業の実施事例では,DXの適切な事例を選択できた生徒が少ないなど今後検討すべき課題も見えました。学会ではこうした課題に対して,ワークシートやスライドへのアドバイスをいただけました。引き続き,よりよい授業プログラムにするため改修を進めていきます。
 
 
 
 

特定非営利活動法人企業教育研究会(以下「ACE」)は、コロナ禍においても「学校と社会の繋がりを切らない、多様な学びを止めない」ことを目指し、遠隔で実施できる企業と連携した出張授業の開発・研究を推進してきました。

関連記事:https://ace-npo.org/wp/archives/date/2020/04

 

この取り組みによって、これまでに以下の成果が得られています。

 

<学校>

・テレビ会議システムで学校と企業を繋いで実施する出張授業の提供  

 

オンライン出張授業の例

株式会社ブリヂストン 「グローバルコミュニケーション教室〜世界につながる伝える力〜」https://ace-npo.org/wp/archives/project/bridgestone

 

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテイメント 「ゲームでつながる授業と仕事」https://ace-npo.org/wp/archives/project/sie

 

・遠隔授業で用いる機器の準備や、操作方法のマニュアル化による円滑な実施の支援

 

<企業>

・コロナ禍における社会貢献活動としての遠隔授業の機会の創出

・本社や事業所がある地域外の学校に対する遠隔授業の展開

 

<学会・社会>

・学会における遠隔授業の研究成果の発表

「グローバル企業と連携した異文化コミュニケーションについて学ぶ出張授業のオンライン化」コンピュータ&エデュケーション、Vol.50、pp.56-59【査読有】明石萌子・藤川大祐、阿部学、和田翔太、植木久美

 

「企業連携による出張授業を遠隔実施する際の教育方法に関する考察」、日本教育工学会2020年秋季全国大会講演論文集(於:オンライン開催)、pp.131-132和田翔太・明石萌子・市野敬介・藤川大祐・阿部学・加藤浩・藤井篤之(2020)

 

・ACE主催の研究会のオンライン開催による、テレビ会議ツールの活用方法や、遠隔授業で役立つWEBツールに関する知見の共有

 

ACEでは、コロナ禍における社会に開かれた教育の実現のために、引き続き遠隔授業の開発・研究を推進します。また、この取り組みで蓄積した知見を活かし、GIGAスクール構想実現後におけるICT端末を活用した新しい授業づくりを目指します。  

 

この記事に対するお問い合わせは以下の「お問い合わせフォーム」より、ご連絡ください。

https://ace-npo.org/wp/general-inquiry

以上

フリマアプリにおける個人間商取引について学ぶ授業プログラムの開発
明石萌子(企業教育研究会)、藤川大祐(千葉大学)、阿部学(敬愛大学)、関谷紳吾(企業教育研究会)、山本恭輔(千葉大学)、市野敬介(企業教育研究会)、武蔵振一郎(千葉県立千葉中学校)、齋藤良和(株式会社メルカリ政策企画)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/konpyutariyoukyouiku/49/0/49_46/_pdf/-char/ja
 
インターネットを介して個人間商取引を行うフリマアプリが普及し、中高生がフリマアプリ利用時にトラブルに遭うことが懸念されています。NPO法人企業教育研究会では、株式会社メルカリ様と連携してフリマアプリ利用時のトラブルを題材に授業プログラムを開発し、授業実践を通して授業や教材の有効性と課題について研究を行いました。研究の結果、授業を受けた中学生の多くはフリマアプリ利用時の注意事項を理解し使い方を自分なりに考察できたという成果が示されました。
 
本研究の成果をまとめた論文がコンピュータ利用教育学会の学会誌『コンピュータ&エデュケーション』Vol.49に掲載されました。この論文を通して、中高生がフリマアプリを安心・安全に利用するために必要な学習内容や、学習の際に有効な教育方法について、学校の先生や教育研究に携わる人に広く伝えることができれば嬉しく思います。
 
また本研究では、授業の有効性が確認された一方で、一部の内容について授業者の解説の仕方に検討の余地があることも示されました。引き続き、研究を通して明らかになった知見や課題を、授業開発や授業実施に活かしてまいります。

特定非営利活動法人企業教育研究会(以下「ACE」)は今年度より

オンラインで実施できる企業と連携した遠隔授業の開発・研究を推進します。

 

ACEでは企業のリソースやスキルを活用した出張授業や教材の開発、

提供の支援を行って参りました。

現在、新型コロナウイルスの影響により学校が再開できない状況にあります。
また再開できたとしても、当面の間、出張授業等の地域や企業と連携した取組

が難しいことが想定されます。

 

そのような状況の中で

 

「学校と社会の繋がりを切らない、多様な学びを止めない」

 

ことは社会に開かれた教育の実現のためにも重要な社会命題だと捉え、

弊会ではオンラインで実施できる企業と連携した遠隔授業の開発・研究を推進します。

 

 

■この取組によって見込まれる成果
<学校向け>
・オンラインで実施できる企業と連携した遠隔授業の提供
・3密を避けるためのオンライン授業の知見の提供

 

<企業向け>
・社会貢献活動としてオンラインでの遠隔授業の展開
・本社や事業所がある地域外の学校に対する遠隔授業の展開上記に加え、

遠隔授業の推進により、これまで出張授業では接続の難しかった僻地・

中山間地域の学校や企業の接続も可能になると考えています。

 

 

■今後の予定
5月
・弊会主催の研究会のオンライン開催
・企業と連携したオンラインでの遠隔授業の試行

6月以降
・企業と連携したオンラインでの遠隔授業の提供

 

このプレスリリースに対するお問い合わせは以下の

「お問い合わせフォーム」より、

ご連絡くださるようお願い申し上げます。
https://ace-npo.org/wp/general-inquiry

 

以上

2018年9月28日(金)~30日(日)に行われた、日本教育工学会第34回全国大会(於:東北大学)(https://www.jset.gr.jp/taikai34/)にて、研究成果を発表いたしました。

 

ITと社会のつながりを学ぶプログラミング教育
 配達におけるルートを考える実践から

○竹内 正樹(企業教育研究会),市川 陽子(伊藤忠テクノソリューションズ),藤川 大祐(千葉大学),和田 翔太,関谷 紳吾(企業教育研究会),阿部 学(敬愛大学)

 

 

SOSの出し方について考える授業プログラムの開発
 いじめ防止教材シリーズ「私たちの選択肢」の方法を用いて

◎阿部 学(敬愛大学),藤川 大祐,山本 恭輔(千葉大学),谷山 大三郎(ストップイットジャパン)

 

 

VR,ARを題材とした社会と最新技術についての授業開発

◎遠山 敬之,古林 智美,樋口 健(千葉大学)

※企業教育研究会の助成金を用いて授業開発を行った

 

 

多様な性について学ぶ動画教材の開発
 いじめ防止教材シリーズ「私たちの選択肢」の拡充

○藤川 大祐,片岡 洋子,山本 恭輔(千葉大学),阿部 学(敬愛大学),谷山 大三郎(ストップイットジャパン)

こちらは口頭発表を行いました。

 

 

研究や実践にご協力くださった皆様、ありがとうございました。

今後も、研究的な視点をもちつつ、授業開発をすすめてまいります。

 

雑誌「教職研修」 (2018年5月号)の記事の中で、熊本大学の鈴木克明先生より『企業とつくる「魔法」の授業』の書評をいただきました。

 

 

※記事画像について
教職研修2018年5月号〈特集:教員の「行き過ぎた指導」をどう防ぐか〉
[刊行日] 2018-04-19
[雑誌コード] 03059-05
p.112

無断転載を禁止します。

2017年9月15〜19日に行われた、日本教育工学会第33回全国大会(於:島根大学)(https://www.jset.gr.jp/taikai33/)にて、研究成果を発表いたしました。

 

Pepperを授業の進行役として活用する可能性:話し合いを中心とした情報モラル授業の実践から

◎竹内 正樹(企業教育研究会),藤川 大祐(千葉大学),阿部 学(敬愛大学),古林 智美(千葉大学),石原 友信(ソフトバンク)

 

集団における意思決定を学ぶ授業プログラムの開発(2):教材「ゆら社長のジレンマ」で取り上げるテーマと議論の実際

◎小牧 瞳,佐藤 康平(千葉大学),谷山 大三郎,和田 翔太(企業教育研究会),藤川 大祐(千葉大学),藤井 篤之(アクセンチュア)

 

また、大会1日目に行われたワークショップ企画にも参加いたしました。本企画では、弊会理事長・藤川大祐と副理事長・阿部学らが、株式会社LITALICOの野口晃菜さんとともに、「ゲーミフィケーションとケアとの対話」を主催しました。

このワークショップは、ゲームの要素やゲームデザインの手法を活用する「ゲーミフィケーション」と、何かしらの学校での営みで傷ついた学習者への「ケア」という2つの観点からの意見交流の場の提供を目的に開催されました。

 

また、学会最終日に開催されましたSIGセッションでは、「SIG-05ゲーム学習・オープンエデュケーション」にて副理事長・阿部が発表いたしました。自身が千葉大学で2016年に講師をつとめたグリー株式会社との共同授業「メディアリテラシー教育演習」での実践を取り上げながら、将来の「教育の情報化」の担い手育成に関してプレゼンしました。

 

研究や実践にご協力くださった皆様、ありがとうございました。

今後も、研究的な視点をもちつつ、授業開発をすすめてまいります。

2016年9月17〜18日に行われた、日本教育工学会第32回全国大会(於:大阪大学)(https://www.jset.gr.jp/taikai32/)にて、研究成果を発表いたしました。

ゲーム機でのネット接続を題材とした情報モラル教材の開発―アニメ教材の活用と話し合いを中心として―

竹内 正樹 [企業教育研究会], 阿部 学 [敬愛大学], 古林 智美 [千葉大学], 福永 憲一 [ソニー・インタラクティブエンタテインメント]

IoTをテーマとした高校生対象授業プログラムの開発

古林 智美 [千葉大学], 和田 翔太, 荒崎 智史, 吉田 尚央 [企業教育研究会], 藤川 大祐 [千葉大学], 小川 愛, 高良 理 [日本アイ・ビー・エム]

集団における意思決定を学ぶ授業プログラムの開発―教材「ゆら社長のジレンマ」の有効性と課題―

小牧 瞳 [千葉大学], 谷山 大三郎, 和田 翔太 [企業教育研究会], 藤川 大祐 [千葉大学], 藤井 篤之 [アクセンチュア]

また、大会前日に行われたワークショップ企画では、弊会理事長・藤川と副理事長・阿部が、マンガ家・すがやみつる先生とともに、「教材開発におけるクリエイティビティとは何か?―学習効果の周辺を考える」を主催しました。これまで企業教育研究会が制作した教材も取り上げながら、これからの時代の教材づくりについて、参加の皆様とともに検討しました。
※ ワークショップについての簡単なまとめがアップされています。 http://togetter.com/li/1025436

研究や実践にご協力くださった皆様、ありがとうございました。
今後も、研究的な視点をもちつつ、授業開発をすすめてまいります。

2014年9月19日〜21日にかけて行われた、日本教育工学会第30回全国大会(岐阜大学)にて、研究成果を以下のとおり発表しました。

ビッグデータの活用を学ぶ中学生対象授業プログラムの開発―未来の学校における選挙予測を題材として―
藤川 大祐,阿部 学 [千葉大学],和田 翔太,三倉 知也 [企業教育研究会],小川 愛,塚本 亜紀,畠 慎一郎 [日本アイ・ビー・エム]
※ 発表資料はこちら。 http://dfujikawa.cocolog-nifty.com/jugyo/2014/09/30-3a77.html

生活リズム改善に関する授業プログラムの開発
古谷 成司 [富里市立富里第一小学校],小池 翔太,藤川 大祐 [千葉大学],市野 敬介 [企業教育研究会]

また、弊会理事長・藤川と、理事・阿部がワークショップ企画として「教材のリアリティとファンタジーを考える」を主催しました。
一部、企業教育研究会が制作した教材も取り上げながら、教材づくりの新たな方法論について参加の皆様とともに検討しました。
※ ワークショップの報告(一部)はこちら。
http://abemanabu.jugem.jp/?eid=1152

研究にご協力くださった皆様、ありがとうございました。
今後も、研究的な視点をもちつつ、実践的に授業・教材開発をすすめてまいります。

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