第126回千葉授業づくり研究会「SDGsカードゲームで持続可能な社会と世界とのつながりを考えよう!!」を開催しました。
11/17(土)に、第126回千葉授業づくり研究会「SDGsカードゲームで持続可能な社会と世界とのつながりを考えよう!!」を開催しました。今回は、株式会社チームイノベーションから、「2030SDGs」 カードゲーム公認ファシリテーターとして尾崎 麻紀様に来ていただきました。
近年、世界全体でSDGsに対する関心が高まっており、日本でも様々な取り組みがなされています。昨年には、国内外で人気を集めるタレントのピコ太郎さんが動画投稿サイトにてSDGsを紹介したことが話題になりました。
ここで、SDGsについてまずは整理しておきましょう。「SDGs(エスディージーズ)」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年から2030年までの間に国際社会において達成されるべき17の目標と169のターゲット(具体目標)が定められています。
株式会社チームイノベーションは、「組織開発」、「ダイバーシティ推進」、「女性活躍推進」、「コーチング」に普段から取り組んでおり、組織のお悩み解決を専門にされているとのことです。「SDGsを組織の力に」ということを掲げ、SDGsとカードコーチングを掛け合わせたプログラムを独自に開発しているとのことで、今回はSDGsカードゲームを使ったワークを実際に私たちも体験させていただきました。
このブログでは、その様子をレポートいたします。
参加者は総勢18名。子供から大人まで様々な方々にお越しいただきました。なかには、3歳の子や受験生親子のご参加も。
以下のような流れで、全体のワークは進行していきました。
①司会からのご挨拶
②目的・ゴールの確認
③ワークを取り組むに当たってのマインドの確認
④写真カードを使って自己紹介
⑤SDGsの概要説明
⑥カードゲーム
⑦2030年までの自分のビジョンをつくる
⑧全体のまとめ
カードゲームでは、教室を一つの地球と捉え、プロジェクトカードを実行し、報酬をもらいながら各自に与えられたゴールの達成を目指していきました。流れは以下の通りです。
⑴ルールの確認
⑵10分間の行動タイム
⑶中間報告
⑷14分間の行動タイム
⑸最終発表
⑹カードゲームの振り返り、まとめ
地球の状況、自分の状況、周りの人の状況を気にしながら、時には交渉も必要となる、とても楽しいゲームとなっていました。なかには早々にゴールを達成してしまう人もいましたが、自分のゴールだけに満足してしまうと、他の人がゴールを達成するのが難しくなってしまいます。地球全体でSDGsの達成を目指すということがどういうことなのか体験することができました。
カードゲームでの振り返りを踏まえつつ、最後に2030年までに自分はどういうことをしていくかについて考え、全体のワークは終了しました。
振り返りの際には参加者から様々な意見があがり、「世界は全てつながっている、そして私もその起点の一つである!」といった声も上がりました。これから、学校教育のなかでどのようにSDGsに取り組むべきか、学校だけでなく個人でどのように関わっているべきかを考える重要な機会となりました。
文責:清水 浩貴(企業教育研究会)