sessoin1
# 主権者教育

DATE

2023.5.20(sat) 14:00-17:00

LOCATION

千葉大学教育学部 大講義室(2101教室)

ADMISSION FEE

無料

GUEST
株式会社笑下村塾
代表取締役
たかまつなな 氏
PROFILE
1993年神奈川県横浜市生まれ。時事YouTuberとして、政治や教育現場を中心に取材し、若者に社会問題を分かりやすく伝える。18歳選挙権をきっかけに、株式会社笑下村塾を設立し、出張授業「笑える!政治教育ショー」「笑って学ぶ SDGs」を全国の学校や企業、自治体に届ける。著書に『政治の絵本』(弘文堂)『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(くもん出版)がある。 大学生時代に、フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、「エンタの神様」「アメトーーク!」「さんま御殿」などに出演、日本テレビ「ワラチャン!」優勝。 さらに、「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などに出演し、若者へ政治意識の向上を訴える。
こども家庭庁
長官官房
総合政策担当(こども意見係)
安岡 沙東子 氏
PROFILE
2019年4月文部科学省入省、社会教育関連担当などを経て、2023年4月よりこども家庭庁に出向し現職。現職では、「こども若者★いけんぷらす」をはじめとした、国におけるこどもの意見の政策反映の仕組みづくりを担当している。
千葉市 こども未来局
こども未来部 こども企画課
主査
宮内 博道 氏
PROFILE
1999年に千葉市役所入庁し、2021年より現職。現在はこどもの社会の一員としての自覚と自立を促し、こどもの参画によるまちづくりを実現するため、こども・若者の力ワークショップ、CCFC(こども・若者市役所)、こどものまちCBT等の業務に従事している。その他に家庭でも学校でもないこどもの居場所づくりやこども基本条例検討委員会事務局の業務にも従事。
千葉大学大学院 人文公共学府
博士後期課程
郡司 日奈乃 氏
PROFILE
1999年千葉県生まれ。千葉大学大学院人文公共学府人文公共学専攻 博士後期課程に在籍。修士(教育学)。専門は教育方法学(授業実践開発研究)。主権者教育や包括的セクシュアリティ教育、起業家教育、企業と連携した教育、探究学習など、現代的な諸課題を踏まえた教科等横断的な授業・教材づくりに関心があり、実践的に研究を行う。
COORDINATOR
国立大学法人 千葉大学 教育学部 学部長
NPO法人企業教育研究会 理事長
藤川 大祐
PROFILE
専門は教育方法学・授業実践開発。 1965年、東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学(教育学修士)。金城学院大学助教授等を経て、2001年より千葉大学勤務、2010年より千葉大学教授。2010年度千葉大学学長特別補佐。2012〜2013年度、千葉大学教育学部生涯教育課程長。2015〜2017年度、千葉大学教育学部副学部長。2018年度〜2022年度、千葉大学教育学部附属中学校長。2018年10月〜2023年3月、千葉大学教育学部副学部長(附属学校担当)。2023年度〜、千葉大学教育学部長、教育学部特命教諭(附属中学校)。 2016年10月〜、千葉市教育委員。
DESCRIPTION

2015年の公職選挙法の改正により、選挙権を有する者の年齢が満18歳以上に引き下げられました。それに伴い、主権者教育を推進する動きが出てきました。

2020年度に文部科学省が発表した主権者教育の実施状況調査によりますと、高等学校において、公民科で公職選挙法や選挙の仕組みに関する学習が中心となっていることが推察されます。 また、主権者教育が注目を集めたきっかけが選挙権年齢の引き下げであることから、あたかも若者が選挙に行くように啓発するような教育である感が否めません。

しかし、主権者教育の目的の一つに、「他者と連携・協力しながら主権者として地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うことができる力を身に付けること」とされています。このことからも、若年層のうちから選挙に偏ることなく、児童生徒一人一人が自ら住む地域の課題に向き合い、自分たちの力で解決のための一歩を踏み出すような主権者教育こそが政治への関心を高めることにつながるのではないかと考えます。長野県の高校生が交通弱者に配慮した公共交通の充実と自転車利用者にやさしいまちづくりに関する請願を市議会に行ったり、千葉県の中学生が不登校の原因の一つとなっている起立性調節障害に対して文部科学省に政策提言を行ったりするといった動きも少しずつではありますが見られるようになりました。とは言え、これは全国的に見れば稀な例であります。

そこで、学校教育の中で主権者教育をどのようにアップデートしていけばよいか、産官学様々な立場から考えていきたいと思います。

主催

NPO法人企業教育研究会/千葉大学教育学部 藤川研究室/敬愛大学教育学部 阿部研究室/兵庫県立大学環境人間学部竹内研究室ソーシャルメディア研究会

後援

千葉市教育委員会/千葉大学学術研究・イノベーション推進機構(IMO)

企業教育研究会20周年記念企画
日本の教育をアップデートする

20周年記念イベントとして、7回連続セッションを開催します。日本の教育をアップデートするために必要なアクションに焦点を当て、さまざまな分野の専門家と意見交換を行います。教育界だけでなく産業界の関係者も交えて、幅広い視点からの議論を行い、日本の教育改革に向けた具体的な取り組みを検討します。