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# 食育とウェルビーイング

DATE

2023.11.18(sat) 14:00-17:00

LOCATION

千葉大学 教育学部2号館 2208教室

ADMISSION FEE

無料

GUEST
農林水産省
消費・安全局 消費者行政・食育課 
課長補佐
堂脇 義音
PROFILE
我が国の未来を担うこどもたちの育成に携わりたいと考え、2017年に文部科学省に入省。入省後、デジタル教科書の法制化やDX時代に対応した著作権制度の改正、復興庁への出向等を経験。復興五輪を契機とした被災地の食材等に関する情報発信業務に従事したことをきっかけに食と農業に関心を持ち、2022年4月から半年間、食農教育に取り組むNPO法人にて研修。2023年7月から現職として、食育の推進を担当。
講演タイトル
我が国における食育の推進施策について
日本マクドナルド株式会社
コミュニケーション&CR本部
サステナビリティ&ESG部
コンサルタント
稲 由吏子 氏
PROFILE
日本マクドナルドで社会貢献活動を推進するサステナビリティ&ESG部に2006年から所属し、食育を担当している。マクドナルドの食育の主要な取り組みに、オリジナルデジタル教材「食育の時間」を通じた食育授業支援がある。2005年のスタート当初から千葉大学教育学部藤川教授および企業教育研究会、NHKエデュケーショナル社と協働して取り組んでいる。子供たちの社会課題、学校現場の状況等、時代の変遷に対応するべく、2019年に教材のフルリニューアルを手掛けた。
講演タイトル
マクドナルドの食育とウェルビーイング
千葉市立作新小学校
教諭
 
佐藤 翔
PROFILE
1984年千葉県生まれ。家庭も仕事にも満足する、家庭科におけるキャリア教育の必要性を広めるべく、「家庭科で子どもの将来の家族をつくる」をテーマに活動・研究している。また,千葉大学教育学部附属小学校在籍の際は、家庭科と並行して特別活動の研究活動も行い、自治的集団育成の研究・普及活動も行っている。単著に『指導スキルから面白アイデアまで 小学校家庭科の授業づくりテキスト』、共著に『授業をアクティブにする! 365日の工夫 小学6年』(以上明治図書)など多数。 小学校家庭科教科書作成委員、公認心理師、学校心理士。
講演タイトル
選ぶ力をつける食育
NPO法人企業教育研究会 授業開発研究員
千葉大学教育学部、日本大学生産工学部、敬愛大学教育学部 非常勤講師
  
古谷 成司
PROFILE
千葉県の元教員で小・中学校で25年、行政9年、通算34年間勤務。平成15年千葉大学教育学部発の教育NPOである「NPO法人企業教育研究会」の立ち上げに関わり、以降理事として授業開発を中心に活動。 令和3年度末をもって富里市立富里南小学校の校長を定年より5年早く退職。令和4年度から「NPO法人企業教育研究会」で授業開発研究員として勤務し、企業様と連携してキャリア教育や食育、情報モラル教育等々の授業開発を担当している。
講演タイトル
エビデンスを大切にした食育

 

COORDINATOR
千葉大学 教育学部 学部長
NPO法人企業教育研究会 理事長
藤川 大祐
PROFILE
専門は教育方法学・授業実践開発。 1965年、東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学(教育学修士)。金城学院大学助教授等を経て、2001年より千葉大学勤務、2010年より千葉大学教授。2010年度千葉大学学長特別補佐。2012〜2013年度、千葉大学教育学部生涯教育課程長。2015〜2017年度、千葉大学教育学部副学部長。2018年度〜2022年度、千葉大学教育学部附属中学校長。2018年10月〜2023年3月、千葉大学教育学部副学部長(附属学校担当)。2023年度〜、千葉大学教育学部長、教育学部特命教諭(附属中学校)。 2016年10月〜、千葉市教育委員。
DESCRIPTION

『食育』は平成17年6月に制定された食育基本法にて、「生きる上での基本」と位置付けられ、国民運動として推進されるようになりました。一度は耳にしたことのある「早寝早起き朝ごはん」も、その運動の一つです。
また、「食べる」こと自体はとても身近であり、『食育』に関する取組等は様々な団体により官民問わず多く実施されています。

ただ、身近な問題だけではなく、農林水産省を中心に関係する省庁にて推進している『食育』の関連分野は、食料自給率、地産地消や国産農林水産物の消費拡大、SDGs、地球環境、食品の安全性、生活習慣病予防(食事バランス)、そして学校においては、給食や、栄養教諭の配置などその範囲は多岐に渡ります。

ところで皆さんは毎日、楽しく、美味しく、バランスの良い食事をしていますか?

最近注目されているウェルビーイングは「身体が健康であること、心が豊かで幸せであること、そして社会的に良好な状態であること。」とされていますが、これらに健康的な食事は欠かせません。
ただ、ウェルビーイングに繋がるとはいえ、多忙な日々の中、手作りにこだわり、ゆっくりとした食事ができる人ばかりではないのが現状ではないでしょうか。必ずしも手作りに縛られることなく、中食(惣菜を購入する等)や外食を上手に利用する等も、現代においてウェルビーイングを実現するために必要なことと考えます。

第4次食育推進基本計画では、若い世代は、栄養バランスに配慮した食生活の実践について、他世代よりも割合が低く、食生活に起因する課題が多いとされています。また、近年、ひとり親世帯や高齢者の一人暮らし等が増え、家族との共食が困難な状況も見受けられます。

栄養を摂る、空腹を満たすということだけではなく、ウェルビーイングを意識した食事は、年齢を重ね自然と身に付くものではなく、『食育』を通して育んでいくことが必要ではないでしょうか。

主催

NPO法人企業教育研究会/千葉大学教育学部 藤川研究室/敬愛大学教育学部 阿部研究室/兵庫県立大学環境人間学部竹内研究室ソーシャルメディア研究会

後援

千葉県教育委員会/千葉市教育委員会/千葉大学学術研究・イノベーション推進機構(IMO)