社会とつながる数学

概要

 2011年度、藤川研究室では、千葉大学教育学部附属中学校にて、3年生選択数学の1クラスとして「社会とつながる数学」という半年間の授業を実施しています。数学史や数学の社会への応用の話題を取り上げつつ、ギリシア時代の数学を中心にしっかりと数学の活動を生徒たちにやってもらおうというものです。今年度の選択生徒は9名で、全員が熱心に参加してくれています。
 授業内容とはやや独立に、読み物としての授業通信を発行し、配布しています。

imgギリシャ時代の概念を解説 img数学の歴史とのつながりを考える

カリキュラム

<2011年度前期> (2011年7月現在)
第1回 オリエンテーション(クラス分け)
第2回 正方形の対角線
第3回 無理数と背理法
第4回 ピタゴラスと整数
第5回 音律と数学(1)
第6回 音律と数学(2)
第7回 素数と暗号(1)
第8回 素数と暗号(2)
第9回 完全数

授業通信

 授業の合間などに配布できるような、「読み物教材(難問挑戦付)」を作成しました。数学が社会とつながっているタイムリーな話題をピックアップした内容にしました。校外での勉強・モチベーションアップ・読書習慣をつける機会としました。

<2011年度 前期> (2011年7月現在)
第1回「ゼロの不思議」
第2回「最近の背少年は凶暴化している??」
第3回「ヒトの指がもし12本だったら?」
第4回「ハノイの塔」
第5回「不思議なホテル-部屋割り論法-」
第6回「ブッシュ対ゴア事件」
第7回「スポーツ用具と世界記録」
第8回「素数ゼミの不思議」
第9回「5000万人が間違っている事もある」

 

 
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