事業の趣旨
現在、宇宙科学技術に関する人材育成は多方面で実施されていますが、その多くは高等教育を対象としたもので、初等・中等教育における実践事例は少ない状況です。
この事業では、宇宙観測(位置天文学)を支える情報技術の専門家と教育学部の専門家が連携しながら、「中学生に宇宙観測を支える情報技術とエンジニアに興味を持たせ、将来の宇宙科学技術を支える情報技術者を育成するため、全国の教員に活用してもらえる教材パッケージを開発すること」を達成すべき目標としています。
この目標を達成するために、以下の3つの取組みを行います。
①中学校の「学習単元」にあわせた「位置天文学で活用されるデータ解析の仕組みや技術を学ぶ教材」の開発
②中学校における実践と教材の改善
③教材のパッケージ化と全国での実践、WEBの構築・運用
こうした取り組みにより、全国の教員が宇宙科学技術に関する人材育成に携わり、将来の宇宙科学技術を支える情報技術者を育成することに寄与できると考えています。