みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン

今回は北九州市青少年育成市民会議の皆さんにお話を伺いました。会長の伊藤 一義さん、事務局長の勅使河原 奈津子さん、会計の呑山 眞弓さんに「みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン」の活用の様子や、北九州市青少年育成市民会議の活動をご紹介していただきました。

左から、勅使河原 奈津子様、伊藤 一義様、呑山 眞弓様

活用教材考えよう、ケータイ冊子

みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン


Q:まず、北九州市青少年育成市民会議ではどのような活動をしているのでしょうか。

A:1974年に北九州市の青少年健全育成を目的に結成されました。全員ボランティアで、リーダーとなるような人材を育てたいという思いがあります。
継続している活動には、青少年の体験活動である「チャレンジキャンプ」があります。このキャンプでは、各班に大学生がついて子どもたちのサポートをしていきます。小学生の子たちはこの班の大学生たちの姿に憧れるようです。
私たちは、単純に「子どもを育てる」と考えているわけではありません。キャンプなどの事業をやることで、子どもたちに自発的に「あんなお兄さん、お姉さんになりたい」と思い、成長してもらいたいです。
北九州市青少年育成市民会議の活動の中からこれからのリーダーが出てくれるといいですね。「未来の北九州市長が出てくれると……」なんて考えることもあります。市長といわなくても、「北九州を盛り上げよう。」という思いをもって、地元に帰ってきて、この町が楽しいと感じてほしいですね。

Q:「情報リテラシー研修会」はいつから行われたのでしょうか。

A:この間の研修会で3年目の活動となります。情報リテラシーという言葉に馴染みのない人が多いように感じて研修会を行うようになりました。
またそれ以前の話なのですが、平成26年 11月22日に九州市青少年育成市民会議の40周年記念特別講演会にてタレントのスマイリーキクチさんに講演会をしていただいたことがあります。その講演では、スマイリーキクチさん自身のネットいじめがテーマとなりました。講演後のパネルディスカッションなども含め、我々大人がインターネットの利用について根本から考え直す必要を感じさせられる機会となりました。

Q:なぜ青少年のネット問題に取り組むのですか

A:携帯電話を使うのが今の時代での常識となっています。そんな中だからこそ、「本当に会って話すコミュニケーションが大事だ」と考えます。我々の活動を通して、それを伝えていきたいという思いもあります。
会って話すと、顔が見えるし、調子が悪い様子などもわかりますよね。そういったコミュニケーションのあり方をこの時代だからこそ大事にしていきたいのです。

Q:「みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン」教材を使ってみてどうでしたか?

A:映像があるので、話すより進めやすく感じます。映像があることで、主催側も緊張感が続くわけではなく、運営をしやすいと感じる場面もありました。
また、保護者向けの勉強会で活用したのですが、映像での様子を受けてどう思うかを、参加した保護者同士で共有する場面をつくることで、互いの家庭状況を知る場になったようです。
具体的な映像があることで、話が弾んで議論がどんどん展開されていくようでした。また、携帯・スマホを持ってない人が情報を知る場にもなるのではないでしょうか。
携帯やスマホの利用法は正解がないし、家庭によって状況が違うものです。ですが、最終的には家庭の中で親子間の利用のルールを決めなければなりません。そこで、各家庭の状況が参考になるのだと思います。

Q:「みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン」教材を用いた勉強会に参加した保護者からの声はどのようなものがありましたか?

A:「家庭でのルールをつくらなくてはならない。」
「子どもと常に会話をしてコミュニケーションをして、なにかあったときに相談できる人間関係を作ることが大事。」
「新しい知識を得て、再確認する機会になる。」
などの意見がありました。

Q:では、最後に情報リテラシー研修の将来の理想形について考えていることをお聞かせください。

A:時代によって価値観が変わっているけども、責任は親にあります。情報リテラシー研修はあくまでも一つの手段としてですが、「親と子の関係はぶれちゃいけない。」ということをずっと言い続けていきます。
子どもが親の背中を見て育っていくのですから、北九州の親子関係は他の市にはないものをつくりあげていきたいと考えています。

また、人は本来集団で子育てをするものですが、近年核家族化により保護者が孤立してしまう状況がみられます。そのため、保護者が子どもたちを取り巻く問題に対応できなくなっているのではないでしょうか。そういう状況を受けて、情報リテラシー研修が、保護者同士がつながる1つの場になると考えています。そして、それをきっかけに情報リテラシー研修が他の保護者にも広がっていくことを期待しています。

 


以上北九州市青少年育成市民会議の皆さんへのインタビューでした。この記事に対するお問い合わせはこちらよりお聞かせ下さい。



考えよう、ケータイ冊子 研修会の様子