生活リズム改善プログラム
授業内容の公開
千葉県青少年を取り巻く有害環境対策推進協議会(ちば地域コンソーシアム)では、青少年のインターネットやゲームへの依存・使い過ぎを見直すための授業プログラムを開発しました。
インターネットができる携帯型音楽プレーヤーを手に入れた主人公がゲームにはまって生活リズムを崩していく様子を描いたアニメーションを視聴して、その後の主人公がどうなってしまうのかを予測させます。
また、インターネットやゲームを夜遅い時間までやり続けて生活のリズムが崩れると、体にどんな影響があるのかを化学的に解説できる内容になっています。
指導案、アニメーション教材、進行スライド、ワークシートを公開します。どなたでもダウンロードしてお使いいただけます。
1時間の授業の中でインターネットとの適切なつきあい方を、生活リズムの面から考えることができます。道徳や保健体育の授業などでご活用ください。
指導案
時配 | 全体の動きと学習内容 | 指導上留意する点(★:資料、備品) | |
0 分 |
1 ゲームと生活リズムに関する調査を知る T「ゲームに熱中して、時計を見たら長い時間が経っていたということはありますか?」 |
★スライド資料 ●音楽プレーヤー等も含めたゲーム機の使い方について振り返らせ、自分の生活リズムについて問題がないか考えさせる。 ●ゲームの使用時間やはまり具合について発言させ、以降の学習につなげるようにする。 |
|
5 分 |
2 アニメドラマの冒頭を見る 〇しょぼりくんという小学6年生の主人公がゲームやネットにはまっていくというアニメドラマを見る。 |
★Flash教材 ●アニメドラマの途中でクイズに答えたり、みんなで話し合いをしたりすることを予告する。 |
|
10 分 |
3 ゲームにハマったしょぼりくんのこの後の生活を考える ・授業中眠くなるので成績が落ちる ・夜寝ていないので元気が出ない 〇ドラマの続き(しょぼりくんのその後の生活)を視聴する。 |
●考えがなかなか書けない子どもには自分自身の睡眠不足の経験を想起させて、それをもとに書くようにさせる。 |
|
25 分 |
4 睡眠のしくみについて考える ・夜になると眠くなるのはわかるけど、なぜ眠くなるのかはわからない
・朝、太陽の光を浴びると夜になると睡眠に関係するホルモン(メラトニン)が出る。 ・寝る前にゲームに熱中したり、テレビを見て興奮したりすることや熱いお風呂に入ることは眠りを妨げることを、補足する。 |
★Flash教材 ・メラトニン ・寝る前にゲーム、熱いお風呂 |
|
35 分 |
5 睡眠の役割について考える ・勉強ができなくなる ・背が伸びない ・病気になる
・集中力や思考力が低下する ・病気や怪我が治りにくい |
★Flash教材、ワークシート |
|
45 分 |
6 授業のまとめをする 〇振り返り用紙に授業の感想を書く。 |
|
授業資料
授業用資料をダウンロードする(指導案、スライド資料、Flash教材、ワークシート)